にこちょびブログ

自分の好きな、最近見聞きした、漫画、アニメ、ゲーム等々紹介したり、だらだらと私見を並べていくブログです。

「彼女になる日」3巻の感想

 

 こんにちは、にこちょびです。

 

 

 「彼女になる日」3巻の私の感想をベラベラと書いていきます。

 

 3巻では主に家族を交えての話が多かったですね、なんといっても三好の従兄弟に早速「認めない!」「ありえない!」「羽化なんて気持ち悪い!」と言われていましたから。

 

 実は私はこの時点で「あぁ、家族には認められないけれど、それでも二人で何とか説得や我慢を繰り返してのハッピーエンドかな」と思いました。何を隠そうそういう手の話は私はあまり好きではないので、少し残念だと思っていたのですが・・・。

 

 なんと反対していたのはその従兄弟だけだという!両親に至っては間宮は昔からの知り合いだし間宮なら賛成だ、羽化も気にならない、といった反応で私は正直驚いた。ハッピーすぎると(笑)

 

 その後ハッピーすぎる二人のちょっとしたケンカ模様をニヤニヤしながら読み、3巻の最後の話、<第十五話>追憶の友。不覚にも私はこの話で少し泣いてしまった。最近歳をとったせいか涙腺が弱くなっているのは分かっていたが漫画を読んで泣いたのは久しぶりだった。

 

 間宮の小学生の妹(未紀)が奈央への誕生日プレゼントを一緒に買いに行って欲しいと三好にお願いするところから始まる。以前書いたかもしれないが三好は女の子、特に女子小学生が苦手であり未紀も例外ではなかった。それによって未紀に少し避けた態度をとったりして未紀は嫌われていると勘違いをしプレゼントを持ってそそくさと帰ろうとするがどこにでもいるいじめっ子(?)のようなクラスメイトにプレゼントをとられてしまう。それを見た三好は「昔自身がいじめられていた時には間宮が助けてくれた、今は自分が未紀を助ける番だ」と苦手ながらもその未紀のクラスメイトに立ち向かっていく。大学生VS小学生なのであまりかっこいいとは言えませんが(笑)

 

 取り返した際に痛めた足を未紀に覚られないようにプレゼントを未紀に返すが、自分の事が嫌いなのに無理に付き合せてごめんなさいと泣き出す未紀に「自分の方が嫌な態度をとって悪かった。すごく仲の良かった友達の事を思い出して、その友達にはもう会えないから少し寂しくて」と間宮の男性時代を思い出しながら未紀を諭す。それを聞いた未紀は三好はいいやつだからまたすぐに会えるよと満面の笑みで言葉を返し仲直り(?)した。

 

 寝てしまった未紀をおぶっての帰り道に偶然間宮に出会い。重いだろう?未紀をこっちに寄こせ、足を痛めているだろう?歩き方がいつもと違うと一瞬で見破られてしまう。やはり愛か・・・・・

 その時に「俺の方がお兄さんなのだから」と言う間宮が三好には男性時代の間宮に見え、少し涙ぐむ三好。そして私も泣く。

 

 もう会えないと思っていた男性時代の間宮を錯覚とはいえ会えたこと、未紀の言った通りにすぐ会えたこと。三好の足の異常にすぐ気づいた間宮、お互いがお互いを尊重する関係、文才のない私が書いてもお伝えすることはできないかもしれないがとにかく私好みの素晴らしい内容だった。

 

 是非機会があれば読んでみて欲しい漫画です。

 

 最後に間宮の小学生の妹の未紀ですが名前を呼ぶときには姉の事を”なおちゃん”三好は”みよし”と名前をひらがな表記で書かれています。私はそこに作者様の優しい気持ちが詰まっている気がします。そういう作品は多々ありますが、そんなところも含め私はこの漫画が大好きです。

 

 以上お目汚し的な文で綴る私の感想でした。

 

    それではまた・・・